ミルズでは楽器ごとの担当に分かれて修理を行なっています。
その中で私はフルートの修理を担当しています。
フルートの主な修理内容はタンポ交換、バランス調、軟物交換、磨き、ジョイント調整、凹み修正などです。
他の楽器店ではできないような難しい修理もミルズではやることがあります。
その為、学校で習わない修理もあるので先輩にやり方やアドバイスを聞いたり自分で考えたりして修理をしています。
修理をしていて、学校で習うやり方とミルズでのやり方が多少異なり、初めの頃はフルートの全タンポ交換が出荷できる状態になるまで約1週間かかっていました。ですが、この1年で様々な楽器を修理し短時間で修理が完了できるようになりました。
フルートはタンポの調整が甘かったりバランスが狂っていると音に影響が出やすい繊細な楽器です。
お客様が楽器を受け取った時に笑顔になってもらえる、気持ちよく演奏してもらえるように日々技術を磨き続けています。

私は金管楽器の修理を担当しており、特にトランペットを多く修理しています。
『金管楽器の修理』と一言で言っても様々で、凹み直しやピストン・ロータリー調整、抜き差し管調整、半田付け、薬品洗浄、磨きなど多くの項目があります。
また、ハードケース修理やメッキ掛け、改造など、珍しい修理を依頼される事も少なくありません。
この1年で少しずつ理解を深めながら多くの楽器を手に取り、そして様々な修理経験を積むことができて、とてもやりがいを感じています。
最初はわからない事もたくさんありましたが、相談しやすい環境で丁寧に教えていただきました。
一本一本の修理の積み重ねで培った技術・経験を活かして、お客様の声にお応えしていけるような技術者を目指し、修理に取り組んでいます。