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2009

22

5月.

フルート…頭部管編

更新が滞ってしまい、申し訳ございませんm(__)m

早いもので5月も中旬!5月病にはなっていませんか??

 

今回からちょっとシリーズ編?でフルートを紹介していこうと思います。

修理に持って行くタイミングや楽器自体の構造など知って頂きたいなぁと思い少しずつ紹介していきます。

 

初回は「頭部管」について触れようかなと。 

↑頭部管です。音を出す大事な部分ですね。

楽器の機種により材質などが変わってきます。「洋銀製」「銀製」を使っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?

 

さて。ところで「頭部管の中」って気になった事ありませんか?

そこで、分解をしてみました!こちらです!

上にあるのが「頭部管本体」。下の左から「反射板」、「ヘッドコルク」、「ネジ座金(ナット)」、「クラウン(ヘッドキャップ)」。

フルート吹きの方でしたら「反射板」と「ヘッドコルク」という単語はどこかで耳にしたことがあるかもしれません。

 

重要なのは反射板は位置。位置がずれてしまうと音程・響きなどに影響が出てきてしまいます。

ずれてしまうのは「ヘッドコルク」がやせ細っていってしまうからなんですね。ずれてしまったら交換時期です!

楽器屋さんに持っていって替えてもらいましょう。

ちなみに…クラウンを回している方いませんか?コルクの位置がずれる原因にもなるのでやめましょう!

 

では…「自分ではどうやってチェックしたらいいの?」

そう思ったあなた!普段、片付けている時に何気なく使っている「お掃除棒」。

ガーゼを通さない方に注目してみましょう!

↑ここらへん

写真だとわかりずらいですが、「線」が入っているんですね。

それを頭部管の中に入れ、反射板に当たったところで唄口を覗いてみましょう!

「線」が唄口の真ん中にあればOK!!ずれていたらNG。

 

            OK!!

            NG!!

ちなみに、中に入っている「ヘッドコルク」の交換前と交換後はこちら!

左が交換前に入っていたもの。右が新しいコルク。大きさが違うのは一目瞭然です。

「位置がずれているな〜」と思ったら、楽器屋さんに持って行きリペアマンに交換してもらってくださいね☆

大切な楽器のメンテナンス時期です♪

次回は…何について触れるか未定です(>_<)

 

まだ夏ではないのに夏バテ気味の千茨城県民しおでした☆

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