木管楽器修理・金管楽器修理のミルズ。国内で希少な管楽器修理の専門工房です。

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2009

07

12月.

師走。

今年も早いものであと1ヶ月となりましたね。

みなさん、今年やり残したことはありませんか?

 

“今年のヨゴレ、今年のうち~に♪”

なんていう歌のCMがあった気がしますが

(何のCMなのかはサッパリ覚えてませんが・・・)

当社では楽器の掃除、洗浄などのご依頼も

お受けしていますので、まずはご相談ください。

 

 

さて、先日非常に珍しい楽器をお預かりしました。

「オフィクレイド」という名前の楽器です!

反対側はこんな感じ。

 

音程を変える原理は見てのとおり木管楽器と同じようなキイなのですが

音を出す原理は金管楽器と同じリップリードなので

楽器の分類は金管楽器になります。

 

マウスピースを入れる部分(クルーク)が

このようにとりはずし可能になっていて

U字部分が抜き差しできるようになっていて

ここでチューニングをします。

 

 

本当に珍しい楽器でそういう楽器があったのは知っていましたが

実物は静岡県浜松市にある楽器博物館で見たことがある程度でした。

まさかこんなところでお目にかかれるとは思ってもいませんでした。

 

ちなみに今回手を加えた部分は・・・

 

・キイ延長

キイの裏に真鍮の板をロー付して

簡易的ではありますがキイを延長しました。

これによりキイが操作しやすくなりました。

 

・クルークジョイント部締めネジ取り付け

サックスのネック締めネジのように

クルークを固定できるようなネジを取り付けました。

これにより演奏中にクルークが動かないようになりました。

また、息もれも改善されました。

 

・クルーク当て金

クルークに腐食による穴があいていましたので

真鍮の板を切ったり曲げたりしたものを半田付けして

穴をふさぎました。

見栄えが悪くなってしまうのですが

息もれを改善して、音の鳴りを向上させることができました。

 

 

このように珍しい楽器や古い楽器に

手を加えて演奏しやすくすることもできます。(※)

また珍しい楽器をお預かりしたら

紹介したいと思います。

 

以上、いつも今年のヨゴレを今年のうちにおとせていない

金管担当中嶋でした☆

 

※楽器の種類や状態により、対応できない場合もあります。

 まずはご相談ください。

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